退職後も勤め先から仕事を貰えるか?

相談事例
びい
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退職後もいまの会社と仲良くしたい。

退職後に勤め先から仕事をもらうことについて

独立する時に、勤め先から仕事をもらうことを前提にしている計画を見せてもらうことがあります。こういったケースは、副業解禁と伴に今後も増えそうです。

「ほんとに勤め先から仕事を貰えるか?」こういった方の質問が多くあります。独立までに時間があれば不安を解消できるようしておきたいですね。

うまくいくか(会社から仕事がちゃんともらえるか?)は、ケースバイケースですね。
仕事がもらえるケースとそうでないケースがあるので、それぞれについて整理しました。もらえるケースはレアケースです。

独立後も仕事を貰えるケース

・前例がある
前例として、過去、会社をやめた人が引き続きフリーランスなどで下請けに入っている例があれば可能性はあります。WEB制作やソフト開発、営業代行などで見かけます。比較的仕事量が多い業界なので、繁閑に合わせて持ちつ持たれつの関係が作れています。
・自分で立ち上げた事業
新規事業など自分が市場を立ち上げた事業を譲渡される形でスタートするものです。少人数の会社で良好な関係が築かれている場合です。結局、売上は減るもののメイン担当者がいなくなれば人手不足で事業が立ち行かなくなるためです。

辞めた会社からの仕事は期待できないケース

・前例がない
中規模以上の会社になってくると難しい傾向があります。「会社辞めるのに、仕事までもっていくって、都合よすぎない?」と思われるようです。人材流出を助長しかねないという懸念があるのか、そもそもめんどくさいのか組織は動かないです。辞めていく人のために、会社が何かをやってくれることはあまり期待しないでおきましょう。会社への誓約書などで、やめた後は同業への転職まで制限しているような会社はまず期待できません。
就業規則などで確認することができるので、確認してみるといいでしょう。
職業選択の自由が認められているので、同じ仕事をするなとか、顧客をとっていくなとか言われそうですが、顧客が選ぶことなので会社が規則でなんとかしようとおもっても難しいです。
特に、理美容業界なんかは辞める時にこっそり顧客ごともっていくことはよくあります。

独立しても仕事をもらうためにできること

  1. 独立しても仕事をもらうために、何をするか?
    ・あまり解決策ではないのですが、独立後の仕事をとっていくには社内での相談と対話しかありません。その際に、こちらの都合の良い話だけでなく、会社にとってのメリットがあることを考えておきましょう。本人の能力が会社にわかっていること、下請けになることで仕事が増えた時に応援も可能であることなどです。事前に説明できる用意をして、時間をつくってもらい社長・上司に話をしていきましょう。
    特に、前例がない場合は、すぐには変わらないので、仕事をもらう前提でない計画をたてる必要があります。
    取引先や協力会社など、ご自身でしかコントロールできな相手があるとうまくいくかもしれません。困った顧客の対応が上手なら辞められるとこまるかもしれません。辞めあれるとこまるという環境づくりですね。
  2. 協力が得られない場合
    ・元の会社からの協力が得られないことのほうが多いです。ただ、会社員として勤めているのであれば、何らかのノウハウをお持ちなので、それをつかって事業を考えたほうがいいでしょう。

最近では、採用時に「会社から独立を支援する制度はありますか?」といった質問を採用面接でする若者がいるようです。面接で聴くなら、面接前に「企業分析をしてくれ」と言いたくなりますが、起業・副業は身近になりました。会社からの仕事の受注は期待できるケースは稀ですが、仕事をしながら得られたノウハウは多いものです。

私個人的には、独立を視野にして働いているぐらいのほうがパフォーマンスの良い仕事をしてくれそうなので良いと思っています。世の中の流れとして会社に副業制度が当たり前になると雇用継続の悩みから解放されるのかなと思っています。

自分が何ができるか気づいていないこともありますので、職務経歴などでまとめてみるといいですね。どちらにしても起業は計画的に!

では、本日はここまでです。また次回!