”中小企業119”は令和6年3月末でサービスが終了しました
企業にお勤めでも、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士などの資格を持っている方は、割といらっしゃいます。副業が解禁されてしばらくたちますが、資格を活かして副業ができるといいですよね。中でも専門家として自身の経験やノウハウを提供できる専門家派遣は、事業者さんのリアルな話もきける良い機会です。本業の刺激にもなります。
今日は、そういった専門家派遣の一つ中小機構がやっている”中小企業119”について、聞かれたのでまとめておきます。リンクはこちら、https://chusho119.go.jp/
・専門家派遣の種類
専門家派遣は、中小機構の経営アドバイザー、大阪商工会議所エキスパート登録など他にも登録制度があります。”中小企業119”は、個人的にはIT関係のスキルをお持ちの方が多く登録しているイメージがあります。支援機関があれば、他にも専門家としての登録制度をもっているかもしれません。地域支援機関のホームページなどを確認してみましょう。
・中小企業119に登録するには?
さて、”中小企業119”に登録するには、地域プラットフォームに依頼して登録してもらう必要があります。私は、”中小企業119”の前の、ミラサポの時にお願いして登録しましたが、地域プラットフォームへ登録依頼 ⇒ 中小企業119への登録で登録は完了です。(いまは制度が変わったタイミングで登録を辞めました。)
・大事なのは担当者との関係作り
ただ、商工会議所に訪問して、「登録をお願いします。」といっても中々進まないのが実情です。担当者の方との関係作りからになると思います。既に商工会議所に入会している方に紹介してもらったり、商工会議所の担当者の方と地域の事業者さんの状況や面白い活動をしている方の事例など聞くところからだと思います。年間1万円(個人事業主)、法人なら2万円です。飲み会に参加するような感じで入会してもいいと思います。私は、担当の方に電話などで会話するだけでも十分価値があるなと思って入会しています。中小企業119のページにも関係がない場合どうするかという質問があるところをみると、多くの人が悩んでいるようですね。
・地域プラットフォームの検索方法
その、地域プラットフォーム※は、”中小企業119”ページで検索できます。わが町、西宮市で検索すると商工会議所がでてきました。登録を積極的にやっている地域プラットフォームとそうでないところはもちろんあります。他にも専門家派遣の制度はあるので、敢えてを”中小企業119”を使わないといういことでしょう。特に”中小企業119”の場合、謝金が安いことがネックになっています。また、この制度が悪いのではないですが、過去実体のない派遣があったので、防止策の為、手続きがやや煩雑になっていた時期があります。現在は、LINEで予約ができるようになっています。
また1時間6000円と専門家を呼ぶには相場として少し低いので、地域プラットフォームも既存の専門家に登録を呼びかけていません。よっぽど新しい課題で、知っている専門家では対応ができない場合などと限定されることが想定されます。
※地域プラットフォームは、中小企業支援機関が連携するための組織です。
・専門家として呼んでもらうには?
登録完了後、事業者から相談依頼が地域プラットフォームに来て、専門家の選定が行われます。仲の良い事業所の方いても、専門家を指定できません。相談者のニーズがあっても地域プラットフォームの担当者が専門家を選ぶので、別の専門家を派遣することも十分あり得ます。
仲の良い事業所さんに読んでもらえれば、仕事も増えそう!
まさか!そんなことはできるわけがない。
地域プラットフォームの人が専門家を選ぶのは、相談者のニーズにちゃんと対応できるかどうかです。中小企業119”のプロフィールをしっかり書くことに加えて、どんな活動をしているかわかることが前提になります。
こうやって考えるとクラウドソーシングなどで、お客さんに選んでもらうの同じように活動しないといけないようですね。結局、地道な活動がいるようです。商工会議所との関係作りやってみてください。
では